こんにちは、阿部です。
音楽で稼ぐって結構大変なことですよね。
CDが売れない時代と言われる中でどうやって収入を上げていくのか?
しかし、音楽ビジネスということを意識してしまうと結構厳しいものがあります。
もう音楽ビジネスは終わりかけていませんか?
これからは、音楽ビジネスではなく、アーティスト・ビジネスへ変えていかなければいけないのです。
この記事は、
* 音楽活動をされているアーティストの方
* 音楽アーティストをマネジメントされている方
* 音楽ビジネスにお悩みのアーティスト及びマネジメントの方
* 音楽ビジネス、マネタイズにお困りの音楽プロダクションの方
などに向けてお話をさせていただいています。
CDが売れない、ライヴが出来ないという中で、どうやって収入をあげていけばいいのか?と
悩んでいると思います。しかし、それらの悩みは今始まったわけではないのですよね。
現在、収入で困っていたり、悩んでいるアーティストはそもそも音楽ビジネスができていないのです。
ビジネスの本質を理解せずに活動を行ってきてしまった結果なのです。
音楽ビジネスと考えていると”ビジネスは成立しません。”
アーティスト・ビジネスという考え方にならなくては行けないのです。
音楽でなく、アーティストのビジネスということです。では、ビジネスとは何でしょうか。
言葉では使っているけれどそう言われると???となってしまいませんか?
一般的な言葉をいうと、ビジネスとは「利益を出す」ことです。
もっと簡単な言葉では、「お金を稼ぐ」ことになります。
音楽の世界というとちょっと遠い存在というか?一般のビジネスと違っているのか?
と思われがちですが、決してそうではありません。
音楽業界のビジネスも基本ビジネス構造は一般の企業となんら変わらないのです。
少し複合的な要素が加わっていることはありますが同じなのです。
このビジネスの基本を知らずに音楽活動を行っていてもそれは稼ぐことには、
つながって行くとは限りません。
音楽ビジネスとは、レーベルのビジネスです。
私たちは、アーティストを軸としてビジネスをするのです。その上でしっかりした知識を持ち活動することでマネタイズの機会、収入はいくらでも生まれてくるのです。
Contents
「音楽で稼ぐ」という音楽ビジネスの言葉のはき違え
音楽ビジネスとアーティスト・ビジネスの違い
音楽ビジネスは、音楽を生業にしているレーベル、レコード会社のビジネスになります。
音楽で収入を増やすということです。
方や、私たちアーティストは、音楽以外でも収入をあげる事が考えられるのですが、
音楽ビジネスという言葉が私たちの考え方を邪魔しているのです。
「音楽で稼がなくてはいけないのだと。」決して、そうではないのです。
音楽ビジネスではなく、アーティスト・ビジネスとして捉えなければいけません。
アーティストが発信するすべてのものがビジネスへの機会でもあり、収入源になっていくのです。
現在、音楽ビジネスが激減している中でレーベルも厳しい状況におかれています。音楽だけでは成り立たないのです。今では、360度契約というのが浸透してきていますが、これはアーティスト・ビジネスの権利も頂戴ね!
という事です。アーティスト・ビジネスで発生する収入を取り込むことでレーベルの売り上げも上げていくという事ですね。
この事からもわかるように音楽ビジネスというのは、今の時代成立しずらい状況にあるわけです。
* 音楽ビジネス=音楽を軸に収入をあげるレーベル・ビジネス。
* アーティスト・ビジネス=音楽ビジネス以外すべてで収入をあげるコンテンツ・ビジネス。
という事になります。
音楽で稼ぐ!とは3つだけ
音楽ビジネス=レーベル・ビジネスは下記になります。
① CD販売
制作した音源をCDに焼き付け商品として販売。現在、低迷時期を迎えている市場です。
② 楽曲配信
制作した音源をwebサービスを通して商品とし販売ストリーミングサービスと言われるものです。
音楽を聴くためのプラットフォームです。有名なのは、SpotifyとApple Musicですね。
③ 著作権
制作した音源が各媒体・各店舗に放送された際に発生する使用料的なものです。
TV番組で使われたり、ラジオで流れたり、カラオケ店などで消費者が歌唱したりなどで発生するものです。
また、飲食店のBGMなどで流れているものも対象ですね。
これはJASRACという団体が使用料の微収を行い、原盤元=レコード会社へ還元しその後
アーティストに還元されるものです。
音楽で稼ぐ!=音楽ビジネスとは、この3つの収入源しかないのです。
CDというパッケージが低迷し、ストリーミングという配信ビジネスへ移行していますが、
CDのパッケージ金額にはおよばないですよね。
1枚1,000円のCDと月額1000円の聴き放題では単価コストがあいません。厳しいですよね。
好きなアーティストの曲を聴くにはCDを買わなくてはいけない時代から今は定額で聴けるのですから、
しかし、そもそも音楽は無料なのです。
音楽ビジネスとは、音楽を別の商品に置き換えることでビジネスを築いていたということです。
音楽ビジネスが繁栄を迎えていた時代、この時代がいつまでも続くと思っていたのかも知れません。
「音楽を売るからアーティストを売る。」視点に変える事が出来なかったのかも知れませんが、
しかし、幾つかのレーベルは自社内でマネジメント業務を取り入れているところもあります。
アーティストに関わるすべてのビジネスを自社に取り込み利益を上げているのも確かです。
「アーティストの収入を上げる」とは、
アーティスト・ビジネスは、音楽ビジネス以外すべてのビジネスがプラスの収入源になります。
一般的には下記のものがアーティストの収入源とし加算されるものです。
④ライヴ : コンサート収入
⑤グッツ : コンサート時に発売する記念品、ファンクラヴ内で発売する雑貨
⑥会員制 : ファンクラブ収入(注:外部運営企業に任せる敷居の高さ)
この3つが基本的な音楽以外での収入源になっています。
しかし、この音楽以外のビジネスを現在行っていたとして、その上で収入を上げたいという事であれば
考えうる事は「ファンを増やす」という事になりますよね。
そして、ファンを増やすという事は長期的な計画を視野に入れ活動をしていかなければいけません。
継続的な音楽活動を行っていくというごく簡単な事ですが、
多くは現状の状態でも収入を上げたいと思っています。
しかし、今までの考え方では、収入をあげることは難しいです。
何故ならは、音楽業界の常識だと思っているビジネス構造が身に付いてしまっているためです。
この常識だと思っていること自体を打ち破っていかなければいけないのです。
なぜ?
コンサートチケットは一律の料金なのでしょうか?
なぜ、
グッツはコンサート開催の時だけに売るのでしょうか?
なぜ?
ファンクラブは積極的に新規を獲得して収入を上げてくれないのか?
など疑問に思うことはないでしょうか?
この疑問に対して新しい考え方を取り入れ、ひとつひとつ紐解き構造を変えていかなければいけないのです。
収入をあげるということは、既存にある構造=ルールを壊していき新しい構造に変えていかなければ今までとはなんら変わることはないのです。
アーティストの収入が上がらない本当の理由は「ファンがいない」ということ
収入を上げたい、と思う事はいけない事ではありません。もちろん、ビジネスですので「お金を稼ぐ」のです。
しかし、満足のいく収入が上がらない、得られていないという事は、商品を購入する消費者=ファンがいないということです。
収入をあげるのは、顧客を増やすか?顧客単価を上げるか?しかないのです。しかし、それでも満足のいく収入が上げられないのは、そもそもビジネスの市場規模が得られていないという事です。
市場規模とは、そうです「ファンの数」という事です。
マネジメントで有名な偉人であるピーター・ドラッカーという方がいます。
その方が名言を残しています。
「事業の目的は利益の追求ではなく、顧客の創造である」と
事業とは、ビジネスであり、ビジネスの意味は「お金を稼ぐこと」です。
この言葉は、その前に顧客=市場を作れということです。
「顧客の創造」です。この言葉の意味するところは、
「どれだけ私たちがお客さん(顧客)を生み出すことができるのか」ということです。
自分たちが良いものだと思っていても、それを購入する消費者が良いものでないと思えば購入はしないですよね。
これでは「顧客の創出」にはなっていません。
逆に、消費者が欲しい、必要だと思うものであれば購入してくるということにもなります。これが「顧客の創出」になります。
収入が上がらないということは購入する消費者がいない、必要だと、欲しいと思われていないということです。これが最大の原因なのです。それは言い換えるとファンがいないということなのです。
ファンがいないということは、どういうことでしょうか?それは、消費者から必要だと思われていないのです。
私たちは、必要だと思われていない原因を見つけ出し正していかなければいけないのです。
今までの行ってきた音楽活動が間違っていたのかも知れません。
ターゲット設定か?それとも活動場所かも知れません?
他者・競合より秀でているものがないのか?など印象が薄いのかも知れません。
共感ポイントが間違っていたのかも知れません。それらを見直していくのです。
そして、新たに音楽活動をスタートしていくのです。
リ・スタートすることで満足のいく収入が得られる可能性は生まれてきます。
顧客がいて、商品を購入してもらい、リピートしていく=継続してくれるという循環が必要なのです。
[ 顧客×顧客の購入単価×顧客のリピート率 ]
顧客が全て最初にくるのです。これをアーティストに置き換えると
[ ファン×ファンの購入単価×ファンのリピート率 ]
ということです。
ファンがいて、アーティストの商品を購入してもらい、そして継続的にリピート=再購入をしてもらう循環を作っていくのです。先ほど紹介したマネジメントで有名な偉人であるピーター・ドラッカーの言葉のように事業の目的は利益の追求ではなく、「顧客の創造である」を思い出してください。
音楽活動はファンを作る活動です。
ファンを創出しなければ収入=ビジネスを成立させることはできないのです。
しかし、そうは言ってもそう簡単にファンを増やすなんで出来ない、現状で収入を上げるにはどうしたら良いのか?と悩んでいる方もいるかと思います。
ここからは現状で出来ることをお話ししていきますね。
ファンのアーティストへの熱量を知る。
一概にファンと言ってもそれぞれアーティスト対する思いや熱量には違いがあります。まずは、それを把握することです。熱狂的なファンとライトなファンという方々、そしてその間の中間層のファンという3つの階層に分けることが出来ると思います。
その階層によって購入してもらえる提供する商品を変えていくのです。あからさまではいけませんが需要と供給のバランスとでもいいましょうか?それを把握することです。
把握するには、まずはファンの動向を知ることです。コンサートへの来場頻度やグッツ購入単価をそれぞれ調べなければいけません。その上で様々な商品企画を打ち出していくのです。では、先ほどの基本的なアーティスト・ビジネスであるコンサート、グッツ、ファンクラブをみていきましょう。
① コンサート興行について
コンサートであればまずはチケット金額になります。通常は一律の価格設定になっていますよね。
しかし、なぜ一律なのかに疑問に思いましょう。
業種にもよりますが、ある興行やミュージカルなどはチケット料金をSS席やS席、VIP席などに分けており料金設定も違っています。では、コンサートにはなぜそのような設定はないのでしょうか?
その昔はこのようなチケット設定も存在はしていましたが、
今の音楽業界=コンサートではあまり見なくはなりましたね。
ポイント:どの金額設定をメインにするかということです。
一般席:6,000円 S席:8,500円 SS席:12,000円などメインはS席エリア=例えば1階席、一般席=2階席で、12,000円のSS席は最前列3列までとかという設定です。
その上で大切なのは全体の収支を見てどれくらい発券するか?枚数を調整することです。
闇雲ではいけません。
② グッツについて
グッツですが、グッツを製作・販売するタイミングっておおよそコンサート開催時が多いですね。
なぜ、コンサート開催日に製作・販売するのかに疑問を持つことです。
コンサートグッツとは、所謂思い出、記念品というお土産的に考えることで購買意欲をそそります。
また、コンサートの集客数によって購買人数の予測も立ちやすいということです。
しかし、思い出、記念品という意味を拡張すればいくらでも商品を製作・販売することは可能です。
アーティストの誕生日を祝う記念でもいいのかも知れません。アーティストの好きなデザインの装飾品でもいいかも知れません。限定の写真集や歌詞を活用したポストカードでもです。月別で新商品を投入しているアーティストもいます。
しかし、ここで問題というか頭を悩ますものですがロット=生産数というものです。ロット数が多ければコストが下がりますが、ロット数が少ないとコスト高になる為になかなか判断がつかない、採算が合わないという問題にぶつかります。これは、先の顧客の購買単価など把握することによって想定は出来、そして限定個数を決めればいいのです。欲しい人は、どうしても欲しいのです。
また、「高価格限定商品の販売」というもの設定できます。生産数は少なくていいのです。受注生産でも構いません。極端に言えば1点ものでもいいのかも知れません。
このように対象者にフォーカスして販売施策を考えることで現在より収入は上がります。
③ファンクラブについて
ファンクラブについても会費は基本一律になっています。または、モバイル会員など設定しライトなファンを囲い込む為に月額課金などもありますが、ファンクラブを会員ビジネスと捉えなければいけません。また、サブスクという月額課金ビジネスだと思わなければいけないのです。
会員ビジネスなど他の業界を見てみると特にわかりやすいのが、カード会社などです。
消費者のニーズによってプラチナムやプレミアム、ブラックなど階層を分けた会員ビジネスを行っています。ここを改めることで収入は簡単に増収する可能はあるのです。
ポイント:
各階層によって同じサービスではいけません。その金額にあった価値を提供しなければ消費者は満足をしてもらえません。ここは企画力という商品価値をどのように捉えるかが重要になってきます。ライトなファンだからと言って安易なメルマガが届きます。と言っても満足はしてもらえないと思います。
余談ですが、ファンクラブについて少しお話をしますが、ファンクラブについての認識も若干誤解されていることがあります。これは私も勘違いしていましたね。ファンクラブの運営会社は「ファンを増やしてくれる」ものだと思っていませんでしたか?しかし、決してそうではないのです。
明言している企業もありますがファンクラブ運営会社は「ファンを管理する」ことが目的なのです。
管理です。拡大ではないのです。強いて言えば退会者の抑止は意識しているかと思いますがそれにしてもアーティストの稼働が不可欠な施策なのですが、このように既存の状況でもビジネス構造の考え方を変えるだけでも収入をあげることが可能になるのです。
アーティストを軸にして収入源を多様化させる
ここでは、既存ビジネス以外の可能性の話をさせていただきます。
音楽ビジネスは、音楽を軸に、アーティスト・ビジネスは、アーティストを軸に行うビジネスとお話をさせていただきました。では、アーティスト・ビジネスとは改めて定義しますね。
アーティストが発信するすべてのものがビジネスへの機会でもあり、収入源になっていくということです。
しかし、ここでお互いの理解を整理したいのですが、アーティストの中には「お金を稼いではいけない」という心のどこかで思っている方もいるのではないでしょうか?
もしくは、あからさまに「稼ぐ」という言葉の方がいいかもしれません。確かにあからさまにというのはちょっと行き過ぎたビジネスかもしれませんが要は度合いの問題だと思います。
しかし、「稼ぐ」ことへの意識は持っていなければいけません。音楽活動には「お金」は必要なのです。
何をするにしても費用という金銭が派生します。レコーディングするにも、コンサートをするにも動画を製作するにも費用が必要なのです。そしてアーティストが生活できる環境を整えていかなければいけないということを理解しておかなければいけないのです。
—収入源の多様化—
① コンサートの多様化
通常に行われているコンサート以外に開催をするということです。
コンサートというものには色々な形式がありますので多様化して開催をするということです。
・アコースティックコンサート
・ディナーショー
・トーク&ライヴ
このように形式を変えることによってチケット金額の設定もおのずと変わってきます。
また、アーティストの別の側面を伝えることもできますのでファンをぐっと掴む、または新規のファンを囲い込むことの出来るものです。もちろんこのコンサートのチケット設定も先ほどのように複数形式を準備してあげてもいいのですよ。
② グッツの多様化
グッツにですが、先ほども少し書かせていただきましたが、コンサート時以外に定期的な商品を提供していくことです。
記念品やおすすめ品などもそうですね。そして、高額商品の提供もしかりです。友人・知人がファッションブランドなどしていればコラボ商品も良いですね。コラボ商品の場合、コラボするブランドの消費者に自身を知ってもらえる機会にもなりますので音楽活動の一環として捉えることもできます。スイーツなどもいいかも知れません。地域限定の商品などもいいですね。
しかし、ふと思いますよね。なんでアーティストがスイーツや地域限定の商品を売るのか?と。そうです、闇雲に売ってしまうとあからさまのビジネスに思われてしまう可能性もありますし、アーティストイメージへの影響もあるかも知れません。
ですので、ここでは「なぜ」に対する「答え」が必要になってくるのです。「テーマ」ですね。それらを売る意味です。「なぜ、それを売るのか」ということがなければいけません。
③ ファンクラブの多角化
プレミアム感をもたせたセグメントを設定するということは先ほどお話をさせていただきましたが、ファンクラブの運営は昔より敷居が低くなってきています。SNSの台頭によりいろいろなサービスが存在しています。コミィニティサロンやオンラインサロンというものです。
これらを行うことによって既存のファンクラブより運営や継続はしやすくなったりしますね。
既存のファンクラブ運営は、最低限のファンが500人以上いなければ採算が合わない為に開設してくれません。また運営していたとしても採算が割れてしまうと閉鎖ということへ追いやられてしまう可能性もあります。まぁ〜コストがかかるということです。
しかし、今はそれが安価で出来、10人からでも始めることが出来るのです。
④動画配信について
動画配信ですが、現在でもいろいろなサービスが存在していますよね。もっとも大きなものといえばYouTubeへの投稿になります。しかし、このYouTubeについては基本広告収入モデルになっています。その上で何人、何十時間の視聴時間など条件も厳しいですね。
そして、動画をあげたからと行ってすぐに多くの消費者がつくとは限りません。とても大変な労働=作業が科せられます。
そもそもこの手にはまってしまうと音楽アーティストというよりYouTuberの仲間入りって感じで目的がずれてしまいませんか?やはり、音楽アーティストですので音楽・アーティストを軸に展開したいところですね。
例えば、私たちはこのYouTubeを使用する時はどんなときでしょうか?音楽活動の一環で使う時といえばMVもしくはPVなどを投稿して音楽活動に結びつけていく。ということではないでしょうか?しかし、再生回数があがらなければ広告収入も発生しません。では、他にどんな方法があるのでしょうか?
海外の映画ではよくあるのですが、プロダクトプレイスメントという手法があります。これは、広告手法の一つで映画やテレビドラマの劇中において、俳優・演者さんの使用している小道具や衣装、または背景として実在する企業名・商品名(商標)などを表示させる手法のことを指します。
自身のMVやPVの中にこのような手法を取りいれスポンサーを集めるということも一つです。
企業間コラボレーションとでもいいましょうか?
また、これと近いものですが、作品の中で使用したものを別のサイトで販売するということも考えられます。アーティストや演者さんが着用したファッションや小物もそうです。
使用した商品を別で販売するということも考えられますが、
1番は、やはり視聴してくれている消費者を自身の会員制に導くことがいいですね。登録者数の何%かを誘導することが出来ればそれもしっかとした音楽活動と結びついてきますね。
⑤ アーティストスポンサーについて
これはスポーツ選手にあるやり方ですが、アーティスト自体にスポンサーを募るというものです。
ボクシング、格闘技、テニス、スケボー、サーフィン、マラソンなど選手のユニフォームにいろいろな企業ロゴが付いているのを見たことはないでしょうか?
ボクサーパンツへの記載、ウエアーへのステッカー表記、使用するスケードボートやサーフィン板に企業のロゴ掲載などしているのを見た覚えがあるのではないでしょうか?
この手法をアーティストがやっていけないということではありません。楽器に企業ステッカーを貼る。とか?歌唱する時の衣装に露出するとか?もしくはバックパネルを準備してその前で歌唱するとか?などスポーツ業界の慣わしを音楽業界へ活用しても良いのではないでしょうか?
⑥ 事起こしでスポンサー獲得について
事起こしと言われるとイベントなど思いつくのではないでしょうか?決してイベントにこだわっている訳ではありません。
要は、スポンサーを集めるきっかけを作るという事です。もちろんイベントでも構いません。
*イベントを立ち上げスポンサーを募る。
*ローカルラジオ番組を立ち上げスポンサーを募る。
*オンライン番組を企画してスポンサーを募る。
など何かしらのきっかけを立ち上げるという事です。
しかし、ここで大切になってくるのか「テーマ」です。この「テーマ」に共感させ企業及び個人を巻き込んでいくのです。他の業種が行っている手法を自身の活動に取り入れていくという事です。アイデアは他の業種からお借りし自身の活動に組み込んでいくという事です。
他にも楽器を演奏できるアーティストであれば音楽のクラスを持つ事も出きます。オンラインでも可能です。
音楽講師になってくレッスンを行う事も可能です。アーティストが持っている資質を活用するという事ですね。
しかし、なんでも詰め込めばいいというものではありません。アーティスト・ビジネスには大きく2つのビジネス構造が存在しています。それはロイヤリティービジネスと日銭ビジネスです。
音楽で稼ぐ!ロイヤリティービジネスと日銭ビジネス。本人不在で成り立つ収益源と本人が稼働する収益源の共存
ビジネスを進める上で2つの収益構造が存在しています。それは、ロイヤリティービジネスと日銭ビジネスにあります。ここでちょっと説明をしていきますね。
①ロイヤリティービジネスとは、
簡単に言うと、本人不在型で収入を上げてもらえるものです。
1度制作したもので収入を得るものです・
まさに、音楽業界に繁栄をもたらせてくれた一つです。CDなどは本人がその場にいなくても購入できる商材になります。DVDもそうですね。そう考えるとグッツ商材もそうなります。
WEBに掲載しインフォメーションを送れば興味にある方が購入をしてくれるというものですね。
しかし、これはその都度の商品購入において発生する収入ですのでもっと安定した構造が欲しいですよね。それは、月額課金もしくは年間費をもらう“会員制ビジネス”です。
この本人不在ビジネスの典型が、ファンクラブというものかもしれません。会員数が決まっていればそれだけで収入を見込むことが考えられます。また、年に数冊の会報を出し、そして最新情報を送る。そして、会員特典として優先権を渡すなどして会員を飽きさせない工夫を凝らし継続に努めます。
オンラインサロンやコミュニティサロンなどもそうですね。月額固定の会費が継続的に収入へ繋がる構造です。音楽や映画などはNetflixやSpotifyなどはそうなります。
しかし、ここで気をつけなければいけないのが、特典=サービスが供給過多になっていくとアーティストの稼働が増えてしまいますのでサービスとバランスは考えていかねければいけません。
もう一つは日銭ビジネスです。
②日銭ビジネスとは、
これは、本人稼働型のビジネスになります。時間給的なものですね。稼働してナンボというものです。
コンサートやライブなどはこちらの日銭ビジネスですね。
オンラインにしても対面式サービスなどはオンラインといっても稼働型のビジネスになります。
本人が稼働することによって発生する収入のことをさします。
今回、コロナという厄災に見舞われリアルな音楽活動に規制がかかりました、そして収入にも大きな影響を与えました。今後、考えうることとしてやはり、本人不在のビジネスをさらに構築していかなければいけないという実感は持てたのではないでしょうか?
本人が稼働することはビジネスはビジネスとしてしっかり持っておきそして、本人稼働は、最大の価値ある商材=商品になります。その値付けもしっかり抑えておきましょう。
大切なのは、この両方をバランスよく構築し、本人不在の商材をどのような価値に作り上げれるか?顧客満足の特典を準備できるか?です。
例えば、本人稼働のビジネスで、ライヴを行ったとします。その際に不在ビジネスの商材をどう作るかです。ライヴで収入+ライヴ収録でDVD収入+不在ビジネウの商材は?というとメイキング映像が商材=特典になるのです。
既存の会員の顧客満足をさせるには、このようなほかでも見れないもの特別なものを提供して継続率を上げていき、本人不在ビジネスを収入の大きな柱にしていくのです。
ビジネスを常に意識し音楽活動をおこない、ファンを作っていく。そして、自分市場を構築していくのです。
音楽で稼ぐには、ファンを増やさなければいけないのです。ファンがいなければ収入は上がりません。
音楽活動は、単に認知を上げ知名度を上げる活動ではありますが知名度が上がるだけではいけないのです。
確実にファンを生み、そして自身のビジネスへと誘導していかなければいけないのです。
音楽だけ奏でていればいいのではななく。活動とビジネスの共有を常に意識して行っていかなければいけません。
自身のファンの数がアーティストのビジネスの市場になります。
音楽活動は、自分のビジネス市場を並行して構築していくものであるのです。自分がコントロールできる市場。
自分市場を作ることでもあるのです。
私は音楽ビジネスをオンラインで学べる「BizMu(ミュージック・ビジネス・アカデミー)」を主催しています。今まで音楽業界で経験した実績や経験で得たノウハウ、また、これからの時代の音楽活動に必要なスキルなどをお伝えしいます。
BizMuでの講座を学ぶことで音楽活動本来の意味を知り、今までの音楽活動がさらに充実のあるものへ変わるものだと考えています。まずは無料動画講座をご覧頂ければと思っています。