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音楽アーティストは社会を変える社会起業家である。

大規模ロックコンサートの先駆けは、モントレーポップフェスですが、
なぜそれよりも後にやったウッドストックがインパクトに残るイベントになったのか?
なぜ、2001年の同時多発テロの後に70年代のジョンレノンのイマジンのリクエストが殺到したのか?

「なぜでしょうか?」

それは、音楽アーティストが音楽を演奏するだけでなく社会起業家として機能したからだと僕は思います。
もし、あなたがこのようにして多くの人の心と行動に変化をもたらしたいのであれば、

この考え方が必要なんです。

こんにちは、阿部です。
私は、大手メジャーレーベルと大手アーティストプロダクションを兼務し十数年音楽業界に関わらせて頂き、多くの稀な経験とその中から音楽活動の本質を学ばせて頂きました。

レーベルの目的とプロダクションの目的、そして相反する利害関係など多くを学ぶ事が出来ました。
そして、その経験をもとに現在音楽関係に従事している多くの関係者やアーティストの方々へ私の経験が少しでもお役に立つ事が出来ればと思いこのような記事を書かせて頂いています。

今回は「アーティストは社会を変える社会起業家」というテーマでお話をさせてもらっています。

音楽アーティストって人の心の切り替えをさせるスイッチ的な存在なんだなと常々思っていますが、
それはなぜか?というと人の人生までも変えてしまう影響力を持っていると思うんですよね。
アーティストに触れ、そしてそのアーティストの影響を受け、その思いを今の自分に言い聞かせ考え方や心を切り替えさせることができるのだと。そして新たな自分を見つけるきっかけを与えていると思っています。

あのアーティストに救われたとか?あのアーティストでこの道を進もうと思ったとか?そんな考え方があったんだとか?あっその言葉を言ってくれた?とか色々な言葉を耳にするたびにやはり音楽アーティストってすごいな〜と。

人の人生を左右させる影響を持っているんだと思いましたね。
今回はなぜそのような影響を持てるのか文章に綴ってみました。

この記事は

*音楽活動をされているアーティストの方
*音楽アーティストをマネジメントされているプロダクションの方
*音楽業界を知りたいアーティスト及びマネジメントの方
*音楽レーベルやプロダクションの新入社員や駆け出しのスタッフの方

などに向けてお話をさせていただいています。

 

音楽アーティストはなんのために音楽を奏でるのだろうか?
それは、自己満足のため?それとも誰かのためなのか?

自己満足は、ぞれはそれで良いとおもいますが、この自己満足は「趣味」だということ。
趣味であれば自身の身銭を切って活動を行っていけばいいと思う。だって趣味だからです。
趣味っていろいろありますよね。ゴルフやアウトドアもそうですね。
サーフィンやヨガもそうですよね。趣味って自腹を切って楽しむものですよね。
しかし、多くの音楽に関わるアーティストは、この線引きがわかっていないと思う。
音楽を奏でる事で音楽アーティストの仲間入りした気になっているのではないかと思う。
簡単にメジャーを目指す。という

これ間違い!

本来の音楽アーティストとは、「誰かのために」音楽を奏でているだと思っている。
そして、その音楽が多くの人たちの心の支えになり明日生きる勇気をもらえているのだと。
「誰かのために」奏でる音楽はとてつもなく影響を与える。

過去を引きずる「今」を未来に向けた「今」に変えているのだと。
ビジネスは、人の課題解決をする事によって生産的な活動を生む。
生活の利便性を解決する商品を提供して豊かな暮らしを提供する。
音楽は、心の解決を行っているのだと。いわゆるマインドセット=心の切り替えを行っているのだと。

心に安らぎと豊かさを与えている。
アーティストは気づいていないかもしれないが、それって形は違えども「社会起業家」なのです。

社会起業家とは?

よく「起業家」という言葉を耳にしますが「起業家」ってなに?と思いますよね。ここでも起業家という言葉を使っていますからね。
でも、ここでは「社会起業家」という言葉を使っています。「社会」という言葉を入れています。
まずは、この意味を知らなければこの先の話もチンプンカンプンですので最初にちょっと説明をしておきますね。

「起業家」とは、「自ら事業を起こす人」のこと「事業を興す人」ですね。
生活の向上に役に立つ商品や利便性があるサービスを提供し、顧客ニーズを解決することが一般的に言われています。

方や「社会起業家」とは、社会の問題や課題を解決する人のことをいいます。担い手(チェンジメーカー)です。
社会問題を認識し、社会変革を起こすために、起業するというものです。

私は、音楽アーティストは、「社会の問題を解決するチェンジメーカー」所謂「社会起業家」だと思っています。

社会を構成しているのは、「人」です。人が社会を形成していますよね。その「人」にフォーカスをしてその「人の内面」に切り替えを起こせる心のチェンジメーカーだと思っているのです。
だってそうですよね。全ての音楽アーティストは「誰かのため」に「誰か」という「人のため」に「音楽」を歌っているのですよね。

「誰のために」音楽を奏でているのか?

シンガーになりたい人やオーディションで出会った子たちへの最初の質問は決まって「なんで歌いたいの」と聞きますね。
そしてほとんどの人達は、「多くの人を楽しくさせたい」とか「私の歌で元気になってもらいた」とか「毎日嫌な話題が多いでの少しは嬉しい気持ちにさせたい」という答えが返って来ますね。
またちょっと大人のシンガーに会うと「この窮屈な社会を変えたい」とか「あきらめない姿を見せることで元気づけたい」とか「誰でも夢は叶えられるだと示したい」とか答えが返ってくる。「海外との架け橋になりたい」というシンガーもいたかな。

アーティストによって歌う理由がいろいろあります。けれども一貫して共通しているのが「誰かため」だということ。
「誰かのために歌いたい」というこれは一貫して皆同じ答えが返ってきたかな。

「誰かのため」に「歌う」これってもう社会起業家と行っても過言ではないですよね。心のチェンジメーカーです。

しかし、反対に「有名になりたい」とか「TVに出たい」とか自分のために音楽を歌っていたいというシンガーも中にはいましたね。
それはそれでいいのです。歌が好きなことはいいことです。しかし、それは「趣味」ですね。自己満足したいのであれば無理せず「趣味」として歌っていけばいいのです。決して「メジャーに行きたい」とか「大きな会場で歌いたい」とか言わずに自分の身の丈の音楽を奏でていれば十分ではないでしょうか?

「誰かのため」にということはその人の何かしらの問題、課題を解決するために「歌う」ということですよね。

ここでインサイトという言葉を使っていますがそうですね。説明しなければここでもチンプンカンプンですよね。
では。インサイトとは、直訳すると「洞察」や「物事を見抜く力」などとありますが、「人を動かす隠れた心理」ということで消費者自身も気づいていない無意識の心理で認識すれば行動を興す動機付けの理由ということでしょうか?
これまた小難しいですね。

この言葉を私的に噛み砕いてみると「人の心に思っていても言えない気持ち」や「あ^それそのこと」だと気つかせることだと思っています。そして、今の自分を変える。変えることによって先の行動が変わる。というきっかけを生むということです。

そして可視化する。ということです。ここでまた「可視化」という言葉が、
はい、可視化とは、本来見えないはずのものを見える状態にするというのですが、これを音楽アーティストに当てはめると「歌詞」ということです。「歌詞」=「メッセージ」ということですね。

アーティストが誰かのことを思い、それを言葉という歌詞=メッセージに変えて伝える。
そのメッセージが人に届き、心に響く。そして共感が生まれるのです。音楽を歌える人は本当にすごい才能の持ち主だと思っています。歌が歌えるって誰でも出来るものではないですよね。羨ましいです。
しかし、音楽を生業にしていける人、音楽アーティストとして確立していけるのはほんの一握りの人なのです。
誰かのために、そしてその方々の心を表す代弁者にならなくてはいけないのですから。

心を響かせなければ認められない音楽アーティスト

よく一発屋と言われることがありますが、なぜなのでしょうか?
一発屋とは、1曲の大ヒットで姿を決してしまうことを言いますが
なぜ、1曲で終わってしまうのか?
その答えは、音楽アーティストとして見てもらえなかったのです。
何かの影響により、それは映画の主題歌でありワンプレーズの面白さであり、ダンスの振り付けだけだったりと、
たった1曲の音楽がブレイクしてしまった結果、その影響に押しつぶされてしまったということです。

大切なのはこのタイミングでなにを見せるかだったのです。
それは音楽アーティストの中身ですね。どんなアーティストなのか?なぜ歌っているのか?誰のためにという
その音楽アーティストならではの本質です。
または、憧れといってもいいかも知れません。かっこいい、素敵、歌が飛び抜けてうまいなどでもいいのですが、
表層的なものではなくアーティストの深層的ものを記憶を残す。
消費者の心を刺激するモノを残さなければいけない、厚みを見せることができなかったために他流に流されてしまったのですよね。

引き継がれるアーティストとは、

一言で言えば、社会現象を巻き起こした音楽アーティストだということです。
一世代を築いたと言えば大げさかも知れませんが、時代を味方にしたアーティストだということです。
最近ですと安室奈美恵さんなどはそうかも知れません
要は多くのオーディエンス(消費者)の心に記憶に残るアーティストです。

なぜ、記憶に残せることが出来るのでしょうか?
それは、与える影響力の大きさです。なにかしらの影響を多くのオーディエンスに残したということです。
これは、どの音楽アーティストがこれに当てはまるかということではないですよ。
オーディエンスによってそれぞれ違うアーティストが存在しているかと思います。その人が受けたアーティストの影響によってそれは様々です。しかし、それって音楽だけでなし得るものではないのですよね。
音楽だけではなく、その音楽アーティストの生き様というか資質によるところが大きいのです。
どんな人で、どんなことを思って活動しているのか?どんなん人たちを豊かにさせてくれたのか?などそのアーティストの人となりも含めてのことなのです。

で、ここで終わってしまうと少し抽象的ですよね。人なりって言われてもと、
この「人なり」とは、どう表現していけばいいかということが話しきれていませんね。確かにそうですね。では「人なりとは」どう伝えていけるかですが、それは、アーティストの発言なり、行動です。

何かの軸、信念がありその上で音楽アーティストとして活動していると思います。それはアーティスト自身の世界観を発信しているということです。ここで世界観という言葉を使うとアーティストの音楽の世界みたいにとらわれてしまうかもしれないので「哲学」という言葉を使わせてください。

アーティストはしっかりした哲学を持って活動しているということです。そのアーティストの一挙手一投足がその哲学によって生み出されているのです。そして発信をしているのです。発信することによってオーディエンスはそのアーティストの哲学を知るということですね。

これを読んでいる皆さんにも好きな音楽アーティストがいると思いますが、決して音楽だけで好きになったわけではないと思います。その人柄も含めて好きになったのではないでしょうか。またこれを読んでいる中で音楽アーティストの方や音楽アーティストを志す方もいるかと思いますが改めて自身を振り返ってみる機会だと思って頂ければ思います。

引き継がれる音楽とは、

よくカラオケ屋に行くと決まって歌う歌がありませんか?そして、その歌を歌う理由、歌いたい理由ってありますよね。
それは、その曲になにかしら影響を受けたということですね。私なんかは、数曲しかありませんが歌う理由は確かにありますね。

なぜ、理由があるのでしょうか?それは音楽とともに自身が歩んできた道というか人生の「思い出」があるからなんですよね。
音楽とは面白いもので人の感情を動かすだけではなく、その時々の背景をも含めて記憶に残るのです。あの曲を聴いて思い出す風景というのでしょうか?

楽しかった時代、辛かった時代を救ってくれた。あの人との出会いや初恋など様々な思い出があると思います。
その思い出が曲を聴いて蘇ってくるのです。そして、良き時代や辛かった時代を思い起こす事で今の自分に照らし合わせ
明日への励みにして行くという事ですね

その引き継がれていくとは人の心に時代と共に音楽が宿っているということなんですよね。

そして、より多くの人の思い出や記憶に焼きついた音楽というものが名曲と言われるのです。
例えば美空ひばりさんの「川の流れのように」や坂本九さんの「上を向いて歩こう」などは世界各国で歌い次がれています。
ヨーロッパ・イギリス・アメリカなど様々なアーティストがこの歌を歌っていますね。
これを見ると心に響く音楽というのは国境を超えるんですよね。

社会起業家とは、事を起こすモノをいう。

「社会起業家」とは、社会の問題や課題を解決する人のことと話をさせてもらいました。
そして音楽は心の解決を行っているのだと。

音楽を奏で歌を歌う。もうこの時点で音楽アーティストは事を起こしているのですよね。
人の前で歌った時点で影響を与えているのです。
これは自ら人の前に立つという事です。自らの足でその場所に向かうという事は行動しているという事です。

行動とは、あることを目的として、「自ら動く」事とされています。「自ら動く」です。もうこれは事起こしですね。

「誰かのために」「誰かの問題のために」人の心を切り替えるために人の前に立ち音楽を奏でる。
それが音楽アーティストが社会起業家だと思うところですね。

そして、その影響の輪が広がっていくのですよね。
音楽に触発され、音楽アーティストに触発されたオーディエンスは、その影響を自身に置き換え心を切り替えていくのですよね。
そして行動に移していくのです。だってそうですよね。音楽ってそういうモノですよね。
音楽を聴いて勇気をもらったとか、活力が湧いたとか?何かしらの気づきを得たとかありますよね。
その気づきを自身の生活に取り入れ豊かにそして新たなリセットが生まれるのではないですか?
音楽アーティストは事を起こし、そして事を起こさせる「革命家」とも呼べるかも知れませんね。

オーディエンスに寄り添う気持ち

「誰かのため」とか、「何かの問題を解決したい」とか自分以外のことも思った時点でオーディエンスに寄り添っていると思います。
そうですよね。寄り添うとは、相手の気持ちに共感して心を寄せる状態を言いますが、相手がいるという事ですね。

「自分のために寄り添う」ってあまりないですよね。
「自分のために」とか、「自分の問題を解決したい」とかだと音楽でなくてもいけそうな気がしますよね。
自分のためであれば人に聞かせる事はしなくても良いわけですから。

自分が問題だと思った事が「誰かのため」や「何かの問題の解決」であるからこそ多くのオーディエンス=ファンが生まれるのですよね。多くのオーディエンスの共感を呼んでいるという事です。もし今、ファンを増やすのに困っているアーティストがいれば自分ごとになっているのかも知れません音楽が、もしくは届いていないのかも知れません。

音楽アーティストは最初の一歩はその「寄り添う気持ちを持つ」事から始まるのではないでしょうか?冒頭に話をしましたが「何故歌を歌いたい」という質問に対して必ず「誰かのため」にという言葉が込められています。
そうなのですよね。皆「誰かのために」という気持ちが音楽をやりたいと思わせてくれたのだと思いますし、
思わなければ音楽アーティストとしては成立しないのだと思います。

いつの頃から音楽全体が商業的な要素が強いように受け止められている感じがします。しかし、商業音楽でも成功するには何かしらの影響を与えるものが入ってなければ成功はしません。それが音楽以外の要素があってもです。
何かしらに寄り添っている事には違いがないのです。

音楽とは、無形な武器。

パブロ・ピカソ氏の数々の言葉の中にこんな言葉を残しています。

Art is not made to decorate rooms. It is an offensive weapon in the defense against the enemy.
「芸術作品は、部屋を飾るためにあるのではない。敵との闘争における武器なのだ。」

芸術作品には、問題を訴える。提示する。指摘する。意味があるという事ですかね。これって音楽の世界でも言える事ではないでしょうか?大きなくくりであればそれがアーティストというものだと思います。

ウッドストック・フェスティバル

30組以上のフォーク歌手やロック・グループなどが出演し、愛と平和、反戦を主張するヒッピーや若者ら約40万人が集ったアメリカの音楽史に残るコンサートになると同時に1960年代アメリカのカウンターカルチャーを象徴する歴史的なイベントとして語り継がれている。
ウッドストックは、1960年代のヒューマン・ビーインと呼ばれる平和運動であるのみならず、中央集権ではなく分散型の社会、ひとりひとりの個人がパワーを持つこと、意識拡大、地球環境保護など人間性回復のための集会でもあり、音楽イベントとしてのみならず、時代の頂点を示す象徴とも言われています。

音楽は、人を動かし人に気づきを与える。そしてその輪が飛び火し多くのオーディエンスにメッセージが届く。
時代を反映し思いを叫ぶ事も出来るのだという一つの証ですね。

ジョンレノン「LOVE & PEACE」

彼の代表曲「イマジン」は、宗教や人種の対立から起こる憎悪を無意味なものとし、平和を訴える歌として有名ですね。
ベトナム戦争勃発と世界的な社会不安を背景に、彼らは自身の知名度と影響力を駆使して、平和と人権のために。センセーショナルな「結婚の儀式」を捧げ報道されることは承知の上で戦略的かつ和やかな、音楽やパーティーを交えたソーシャル・キャンペーンなど行ったと言われています。

9.11アメリカ同時多発テロ事件の後には、アメリカのラジオ局でこの曲のリクエストが殺到するという現象が起きています。

1970年代の音楽が、2001年の際に多くの指示があったという。30数年を経て未だに語り注がれている音楽だと言えますね。
しかし、アメリカでリリースされた日が9月9日大惨事があったのは9月11日ちょっと気になりますね。

時代を思い返す音楽の存在。

trfがなぜ盛り上がるのか?

夏の一大野外フェス「a-nation」その中で一際盛り上がりを見せるユニットが「trf」ですね。
全体が一つになる瞬間かも知れません。「何故?」そんなに盛り上がるのか?
それはtrfの曲に触れた人が多いという事です。そして、あの煌びやかした時代を思い出しその時だけ若返る事が
出来るのだと思います。

現役当時、小さな子供までtrfの曲を聴くと踊り出すシーンを見ては不思議に思っていましたね。何故、こんな小さな子まで踊り出すのかと?その時は「?」だったのですが、私見ですが小さな子供の聞きなれたリズムって母親の心臓の音なのですよね。
お腹の中で安心して聞ける音。その音のリズムとTKの作った音楽が親和性があったのかな?と思ったぐらいです。

小さな子供から大人まで幅広い層に支持されたという事は多くのオーディエンスに何かしらの影響を与えたという事ですね。
そしてそれぞれの思い出とともに蘇り暑く盛り上がれる事が出来るのだと思います。

過去を懐かしむという事かも知れません。そして先ほどに話しましたが今の自分に置き換え新たな活力になる、
励みにする事なのだと思います。時代を背景に人の心に影響を与えたアーティストだと思っています。
そのアーティストに関われたこと今でも喜びであり、感謝しかありませんね。

ダウンダウンの浜ちゃんの大ヒット「サラリーマンの応援歌」

とは、もうこの曲しかないですね。
「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」です。
200万枚を越える大ヒットを記録した。同年のオリコン年間チャート2位を記録しレンタルCDチャートでは1位を記録した曲ですね。
この時代100万枚が大ヒットと言われている中で200万枚を記録したというのは当時でもびっくりです。
そしてもう一つが浜田さんが歌ったということです。浜田さんはみなさんもご存知のダウンタウンの松本さんの相方ですね。といより音楽アーティストではなく、芸人さんなんですよ。その芸人さんが歌った曲が200万枚ってということです。

まぁ〜小室さんがすごいと言われればそうかも知れませんが、みなさんに気がついてもらいたい知ってもらいたいのがこの部分なんですよね。芸人さんが何故200万枚売れることが出来たのか?
小室さんプロデュースものは他にもありましたが100万枚そこそこです。それもすごいのですが。それらを横目に200万枚ですよ。

たまにはこうして肩を並べて飲んで
ほんの少しだけ立ち止まってみたいよ
純情を絵に描いた様なさんざんむなしい夜も
笑って話せる今夜はいいね・・・
温泉でも行こうなんて いつも話している
おちついたら仲間で行こうなんて でも
全然 暇にならずに時代が追いかけてくる
走ることから 逃げたくなってる。

このフレーズを聞いた時に「おっ自分の曲だ」と思ったことを今でも覚えています。そして、2番目でのこの歌詞ですね。

流れる景色を必ず毎晩みている 家に帰ったらひたすら眠るだけだから
ほんのひとときでも自分がどれだけやったか 窓に映っている素顔を褒めろ

もうこの歌詞でやられましたね。その当時の自分を慰めてくれるかの様な歌詞です。
逆に裏方を知っているかの様なTKからの褒め言葉みたいにも感じたぐらいでしたね。
「知っているよ、頑張っていること」みたいな。
これってサラリーマン=頑張っている男へのエールだと。
それを証明するかの様な200万セールスという記録。
そうなんです。全国のサラリーマンに寄り添ってくれた音楽だということですね。

「売れる音楽」より「心に記憶されて音楽」アーティストという存在

音楽が売れない時代、いやCDが売れない時代というのは、もう過去のはなしで「死語」です。音楽は売れないのです。
音楽は、武器でもあり表現のひとつなのです。
その表現に触発されたオーディエンスがその音楽アーティストに魅了され支持をするのです。
それが影響を与えた証なのです。心に記憶された音楽、そして音楽アーティストとして確立された存在ということです。

今、出した新曲の売れ筋を気にしていませんか?どの期間でどれだけの数字を出せば売れたというのでしょうか?
瞬間的な枚数を気にしても仕方がないのです。SNSの「いいね数」を気にしているのと一緒なのです。
音楽が何万、何十万ダウンロートされでも心に残らなければ音楽アーティストとしての存在は難しいのです。

心に残る、記憶に残る音楽を提供し続けることが音楽アーティストの存在をより明確にしてくれるのですね。
歌い続けること、行動し続けることです。多くのオーディエンスのあなたの名前を刻むことが何より重要なことなのです。

私は音楽ビジネスをオンラインで学べる「BizMu(ミュージック・ビジネス・アカデミー)」を主宰しています。
今まで音楽業界で経験した実績や経験で得たノウハウ、また、これからの時代の音楽活動に必要なスキルなどをお伝えしいます。

BizMuでの講座を学ぶことによって音楽活動本来の意味を知り、継続出来る音楽活動をはじめマネタイズの仕組み作りやファン獲得など音楽アーティストに欠かせない活動内容を学ぶ事が出来ます。そして今までの音楽活動がさらに充実のあるものへ変わるものだと考えています。

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