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SNSのフォロワーを気にする音楽アーティストは本来の目的を見失っている。

音楽活動の一つであるネットプロモーション。
コロナという状況もあり、リアルな音楽活動が出来ない中で出来うる活動としてネットに集中してきていますが、その勢いもあり多くのアーティストが間違った認識を持ってしまった。

ネットプロモーションとは、あくまで音楽活動の一部であり、情報を発信しオーディエンスとコミュニケーションする場なのです。そして、自身を多くの人に知ってもらいそして興味を抱いてもらい本来の目的を獲得する場です。

それにもかかわらず多くは一方的な投稿の反応を気にしてしまい「いいね数」や「視聴者数」というわかりやすい反応に目が行ってしまっています。
しかし、それはあくまで数字だけの結果であって単にクリックを押されただけでしかない。
また、冷やかしのオーディエンスかも知れないということを認識していなければいけないのです。

本来の目的とは、音楽活動の基本「ファンを作る」ということを忘れてはいけません。
その手段の一つとしてネットを活用し、自身を知ってもらう情報を発信し、そしてオーディエンスとコミュニケーションを図る。その上で真のファンを形成することが目的であるのではないでしょうか?

こんにちは、阿部です。
私は、大手メジャーレーベルと大手アーティストプロダクションを兼務し十数年音楽業界に関わらせて頂き、多くの稀な経験とその中から音楽活動の本質を学ばせて頂きました。レーベルの目的とプロダクションの目的、そして相反する利害関係など多くを学ぶ事が出来ました。

そして、その経験をもとに現在音楽関係に従事している多くの関係者やアーティストの方々へ私の経験が少しでもお役に立つ事が出来ればと思いこのような記事を書かせて頂いています。

今回は「SNSのフォロワーを気にする音楽アーティストは本来の目的を見失っている。」というテーマでお話をさせてももらいました。

今の時代、テクノロジーが進歩し誰でも簡単に情報を発信出来るようになりました。
そして、自分の存在を多くの人に知ってもらえる機会を生むツールも数多く存在しています。
それらを「頼り」に大いに活用した方がもちろんいいのです。使えるものは使うのですよね。
しかし、「頼る」ことはいいことです。でもそれが「偏った」活用方法ではいけないのです。

今の時代、音楽活動は、リアルな活動とデジタルの活動の両方を併用して活用することが好ましいのです。
好ましいというか必要なのです。リアルとデジタルが持つ「良さ」=「特性」を知り使いこなさなければいけません。
どちらか一方に偏る活動ではいけないのです。

この記事は

*音楽活動の中心はSNSだと思っている音楽アーティストおよび関係者の方
*音楽活動をされているアーティストの方
*音楽アーティストをマネジメントされているプロダクションの方
*音楽活動を知りたいアーティスト及びマネジメントの方

などに向けてお話をさせていただいています。

フォロワー数がファンだと勘違いさせるSNS

フォロワーとは、ソーシャルネットサービス(=SNS)において特定のオーディエンスがお気に入りのアーティストの更新状況を手軽に把握出来る機能を利用し、その人の活動を追っているオーディエンスのことをいいます。

Twitterには、「フォロー」という機能。Face bookには、「友人、知人」の「お友達申請」がありInstagramにも「フォロー」という機能がありますが全て同様の役割をしていますね。

この「フォロワー」というのは一般ユーザーより自身に興味を持ってくれているオーディエンスだということは確かですが、あくまで興味を持っている「可能性の数」だということです。

しかし、この「可能性の数」をあたかも自身のファンだと思ってしまうことが問題なのです。
興味を持っているオーディエンス=ファンという認識ですね。

これは、大人のビジネスの世界が口にする言葉にハマって行ったのだと思います。
昔は、SNSとはそもそも友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったりとある程度クローズされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションのツールとされていました。しかし、いつしかそのコミュニケーションしている人の輪=数がビジネスをする上での一つの指標になってしまったのですね。

そして生まれたのが「フォロワーは、どれくらいいるの」」という言葉です。
どこの代理店へ行っても、媒体に行っても必ず聞かれるようになった言葉ですね。
この言葉でわかるように「フォロワーは、どれくらいいるの」という言葉が持つ意味として
その人に興味を持っている「支持率」へと変わって行ったのです。
そして、「支持率」=「人気がある」という所謂「ファンの数」という認識に変わっていたのですね。

そして、この「数」が多ければ「仕事がもらえる」「ブッキングしやすくなる」と意識になっていたのです。
この言葉が生まれてから、どの事務所もこの「フォロワー数」をあげるために死力を尽くしたことでしょう。
日々所属アーティストやタレントさんに1日何回アップしているなどせっつくことも度々あったと思いますよ。

しかし、これはタレントさんであればまだわかります。音楽アーティストでは成立しづらいものなのです。
タレントさんとアーティストでは職種の質が違うのです。
行っている活動自体が根本から違うのでいくら「フォロワー」を集めたところで目的=望むべき結果が得られるわけではないのです。

フォロワーが多ければ人気があると思ってしまう。

音楽アーティストの評価の一つとして「数」というものがあります。
「数」が多ければそれだけ支持されていると思ってしまうのですが、

わかります。この「数」の指標があることで「数」が多ければ支持されている。
イコール人気があると思い込んでしまうこと非常にわかります。
しかし、これが勝手な思い込み、勘違いだということを認識しなければいけません。

ここで一旦「数」の定義を再認識しておきましょう。
音楽アーティストの「数」の定義とは、

CDを何枚売ったのかの「数」、ライヴへ何人動員したのかの「数」、ファンクラブへ何人入会したのかの「数」という「数」が大きな指標の一つになっていることは間違いありません。多ければ大いに越したことはありません。

しかし、このアーティストが気にする「数」というのは「無料の数」ではないのです。
全て「有料の数」なんですよね。「有料」です。ここに大きな違いがあるのです。
作品に対して「対価」を支払う、支援してくれる意識があるオーディエンスが「ファン」であり、対象にする「数」なのですよね。

こんな話をすると「ファンを差別している」なんて言われそうですが、
決してそんなことは思っていません。しかし、アーティストが音楽を継続していく、活動していくにはやはりそれなりの費用がかかります。ですので、ビジネス面からの立場からお話をしています。

それに比べてSNSでの「フォロワー」という「数」は全て「無料」です。「無料の数」なのです。
簡単に登録が出来「フォロワー」になることができる手軽さはありますが決してファンではないのです。
ファンになってくれる「見込み客」ならぬ「見込みファン」ということです。

このことを忘れないでください。そして大切なのがこの「見込みファン」を「ファン」にさせること、
もっと言えばこの中で何人のオーディエンスが「ファン」なのだということを知ることなのです。

フォロワーが多くなったことではメリットはない。

「フォロワー」を増やすことを目的に掲げているアーティストは、
「なぜ?増やすのか?」を自分に問いかけてみてください。
「なんのために」にということを自答自問するのです。

フォロワーを増やすメリットとは、
メリット① 多くのオーディエンスへ情報発信ができる
メリット② 業界関係の仕事、人脈が広がる。
メリット③ 自身の信頼性が高くなる。
という3つぐらいではないでしょうか?

ちょっと補足していきますね。

メリット① 多くの方に情報発信ができる

フォロワー数が多いと、自身の投稿が多くの方に見られることになります。1000人のフォロワーがいるなら、簡単にその1000人の方に自身の情報が届けられるということです。フォロワー数がさらに多くなればなるほど、その効果も大きくなります。

そして、さらにその投稿が拡散されるとフォロワー数の何倍以上の方に見られる可能性もあります。
このようにフォロワー数が多いことで、あなたの情報が多くの方に発信することはできます。

メリット② 業界関係の仕事、人脈が広がる。

フォロワー数が多くなると「人気がある」という認識をされます。そしてその情報を嗅ぎ分けて業界関係者などから
直接あなたへオファーがある、もしくはイベントやフェスの出演依頼など機会を得る「可能性」はあるかも知れません。

メリット③ 自身の信頼性が高くなる。

フォロワー数が多くなると、多くのオーディエンスが興味を示しているアーティストなのだと思い込ませる効果はあります。その上で、「私も、」という便乗的なノリでフォローしてくれる人がいるかも知れませんね。

極端な例えですが、フォロワーが3人より3000人のフォロワーがいる方が「人気」があるとみなされ、
より多くのオーディエンスが興味を抱いてくれるかも知れません。

このようにフォロワー数が多いことでアーティストやそのコンテンツに信頼性=素敵なものだと多くのオーディエンスに伝えられることはあるかも知れません。

確かに「フォロワー数」が多ければ何かしらのメリットはあります。しかし、本来の自身へのメリットとはなんでしょうか?多くのオーディエンスに広がって「よかった」ということですか?それとも、ネット上で認知が上がることでしょうか?

先ほども言いましたが、これらは皆「無料の数」だということです。「数を増やしただけではダメだ!」ということです。もし、それでも「よし」とするのであればそれは「趣味」ですね。「趣味」であれば全然問題ありません。
また、焦る必要もないですよね。もしくは、YouTuberになるのであれば別です。
YouTuberは、無料の数と時間で稼げる構造になっていますので、

しかし、音楽で生計を成り立たせたいとか?もっとメジャーな世界に行きたいと思っているアーティストであればそれではいけないのです。無料の数を集めても本来のメリットを得ることはできないのです。

本来、この「無料の数」をどうしたら「有料の数」へ転化することを考えなければ意味がないのです。

ファロワー数市場は、仮想市場だということ。

市場とは、 定期的に人が集まり商いを行う場所、あるいは、売り手と買い手とが特定の商品などを取引する場所。とあります。言い換えるならば市場とは、ビジネスを行う場ということです。
音楽市場とは、音楽を軸に商いを行う場所だということです。音楽に魅了されるオーディエンスを集め商いをするのです。

SNSの効果を活用してオーディエンスを集めるというのは最初の一歩かも知れませんが、「いいね数」や「視聴回数」というのを気にしているとそれは市場では無いのですね。言うならば「仮想市場」だと言うことです。

「仮想」とは、実際には無いが、仮にあるものと考えてしまうこととあります。実際には、「無い」と言うことですね。また、「仮にあるもの考える」ともありますが、これもあくまで実際には無いということです。幻想とでも言いますか?

「いいね数」や「視聴数」を気にしているアーティストは実際にはいないファンに対して一喜一憂しているのです。
それはあまりにも寂しいですよね。しかも独りよがりです。

音楽を生業にしたいアーティストやメジャーで活躍を夢見るアーティストは、その「仮想市場」から自身の「音楽市場」へ誘導しなければいけないのです。
よりリアルな実際に存在するファンへと変える必要があるということです。

YouTuberと音楽アーティストの目的の違い。

音楽活動の一貫で各SNSを活用していますよね。
活用しているSNSの中には様々な人が介在しています
活用している人にはそれぞれの目的があります。

例えばYouTuberの方の目的は登録者数と試聴時間=再生回数ですね。
これが重要になります。なぜ、重要かというとこの登録者数と再生回数の多さで広告収入の額が違ってくるからです。
そうなのです。YouTuberのビジネスモデルは「広告収入」なのです。
多くの人に試聴=再生してもらい、登録者数を増やすことでビジネスを行なっているんですよね。

それに対して、音楽アーティストは「広告収入」を得ることが目的で活用しているのでしょうか?
違いますよね。音楽アーティストの活用の目的は「ファンを創出」することですよね。
それも「無料のファン」ではなく「有料のファン」言い換えると音楽アーティストのビジネスの基盤となる
ライヴに来場してくれるファン、グッツを購入してくれるファン、ファンクラブに加入してくれるファンが必要なのですよね。

ということは、音楽アーティストはSNSの世界はビジネス市場ではないということです。
SNSでは、商いが出来ないということです。
商いをするには、商いができる場所へ移行させなければいけないのです。
この目的を一緒に考えてしまうと、「いいね数」や「登録者数」を必要以上に気にしてしまうのですよね。

もっとわかりやすく言えば、

100人の登録者数、いいね数があっても、ライヴに来場してくれる人が0より
10人の登録者数やいいね数であってもライヴに来場してくれる人が10人の方がいいのです。
この10人がライヴに足を運んでくれる、そしてグッツを買ってくれる。そしてファンクラブに加入して永続的な関係を築くことが音楽アーティストにとって重要なことなのです。

まぁ〜両方を取れるのが一番理想的かと思いますが、「二頭追うもの、一頭も追えづ」という言葉があるように
まずは、しっかり自身の目的を明確にし、そして理解することです。そしてまずは「一頭を追うのです。」

真のファンを創出することを目的として活用しているんだということを、
「いいね数」「登録者数」ばかりに目をやるのではなく、コメントを下さったオーディエンスに集中するのです。
コメントを書いてくれた興味を持ってくれたオーディエンスを自身の音楽市場へ導くことを心がけ行動することも音楽活動の一つなのです。

有名芸能人と音楽アーティストの目的の違い。

有名芸能人などはYouTubeというよりInstagramやTwitterを多く活用している方々が多いですね。
最近では、YouTubeを利用している方もいますが、このような方々をインフルエンサーとも呼ばれます。
この有名芸能人=インフルエンサーと音楽アーティストの目的もまた異なります。

有名芸能人=インフルエンサーはなぜSNSを活用するのか?
それは、ライフスタイルを露出することで「憧れ感」を創出しているのです。
多くの人の憧れる対象になるということです。多くの人に憧れる対象になることで影響力を持つということです。
影響力を持つということは、「あの人が使っているのであれば私も」とか「その人が言うのなら」と言う
意識をオーディエンスに抱いてもらうのですよね。

その上で、自身の価値を上げているのです。
影響力があると言うこと、憧れるオーディエンスが多いということは企業や媒体にとっては、ビジネスの一つの指標となるわけですね。

例えば、企業側からすると
このタレントに自社の商品を宣伝してもらえれば「売れる」と思ってもらえればCM契約など大きなビジネスにつながっていきます。

また。媒体側からすると
このタレントを番組に起用すれば視聴率が上がる。と思ってもらえるということで出演のオファーが増える露出機会が増え、自身の価値を高められる。そして新たなビジネスチャンスを開拓出来る可能性を狙うということです。有名芸能人=インフルエンサーとは、企業や媒体とオーディエンス(消費者)との間の触媒になることが目的なのですよね。そのために自身の価値を上げることが必要なのです。

では、音楽アーティストも同様にオーディエンスに興味を抱いてもらい企業や媒体ヘ売込めばと思ってしまいますよね。しかし、音楽アーティストは、音楽を生業にしています。音楽が認められなければいけないのです。

企業や媒体とオーディエンス(消費者)との間の触媒ではなく、直取引というか?音楽アーティストとオーディエンス(消費者)との直接な関係を作らなければいけないのです。ここが大きな違いですね。

目的を肝に銘じる意識の継続。

数字という目に見えるものは色々な意味で影響を与えるものです。
数字が高ければ「高評価」「人気がある」とされ嬉しくなり。逆に数字が低ければ「低評価」になり「悪い」「人気がない」「よくない」という印象を受けてしまいます。自身もネガティブな気持ちになりかねます。しかし、それは違うのです。目指す目的が違うのですから気にすることではないのです。

音楽アーティストは、評価より実を獲らなければいけません。
100人の0より、10人の10をとることです。

これの意識を継続していくためには、やはり目的を明確に持つことです。
自分は何のためにこれをしているのか?という活動の本質を常に自答自問するのです。

でも、それって自身1人ではなかなか難しいことですよね。
誰かが近くにいて常に口にしてくれるのであればいいのですが、
そんな環境など滅多にあるわけもありません。ですので自身で常に言い聞かせることをしなければ
いけないのです。では、それってどうやって出来るのか?ですよね。

シンプルですが、自身が常に目に入る場所に紙を貼っておくのです。
小さい頃の受験勉強で目的や目標を机の前に貼っておいた経験はないでしょうか?
シンプルですが、忘れないということは常に気が付かせる機会を持つということです。
自身の生活習慣の中にその紙との接触機会=場所を持つのです。
トイレ・洗面所・キッチン・玄関・PCのTOP画面・スマホのカバーでもいいかも知れません。
至るところに接触機会を持つことで意識が継続していける習慣をつけるということです。

意識が習慣化されれば、数値を気にすることはなく、本質を精査し行動するようになるのです。
この習慣化されるまでが人は迷いがちになりますので習慣化されるまで頑張ることですね。

仮想市場から事実(現実)市場を知る。

そして、もう一つです。事実を知ることです。本質の数値を知る。ということですね。
単に「いいね数」や「視聴数」を気にするなと言われても、何も気にしないということではありません。
表層的な数値ではなく、実際の数値を知ることです。そしてこの「実際の数値」を気にするということです。

本来、伸ばすべき数値は「実際の数値」であるのでこの数値は気にしなければいけません。
これを伸ばすことが音楽活動になるわけです。

では、どうやって実際の数値を知ることができるのでしょうか?

SNSの数は「無料の数」と行ってきました。「無料の数」です。
実際の数値とは、そうです。「有料の数」です。この「有料の数」を知るということです。

この「有料の数」を知るには、「有料の物」を「売る」ということですね。

ライヴのチケットかも知れません。有料サロンを開設することかも知れません。ちょっとしたグッツを販売することでもいいかも知れません。写真集でもいいかも知れません。これらのリアルな事象を起こすというものです。

しかし、決して楽曲のDLを目指してはいけません。もし楽曲を販売するのであればパッケージにした商品が好ましいですね。今更ですがCDも一つの選択肢かも知れません。なぜなら音楽のプロモーションで楽曲を無料で提供してしまっていますよね。無料のものを有料で買うことなどはしないわけです。購入を促す場合は音楽以外の価値のあるものを提供しなければいけないのです。

それが、ライヴのチケットや有料サロン(=ファンクラブ的な要素)、グッツ、写真集などですね。
他にもそのアーティストの属性によってさまざまなものが考えられるかと思いますが、
音楽+プラス価値を加えた商品だということだけ覚えておいてください。
それにより「実際の数値」を知ることができます。「有料の数」を知ることができる手段なのです。

目的は「有料の数」を知ることなのです。そして「有料の数」を知るにはリアルな商品を「売る」ということです。そのことによって「実際の数値」を知る、把握することが出来るのです。ネット=SNSはあくまで音楽活動の目的を達成させるための「手段」だということを再認識していただきたいと思います。

ネットの世界からリアルな世界で事象を起こす。

「フォロワーを気にする音楽アーティストは本来の目的を見失っている。」という今回のタイトルですが、

「実際の数値を知る。」ということが本来の目的であり音楽活動での意味です。
そのためには、やはりリアル市場でリアルな事象を起こすということが必要になります。

そのためにはまずは「行動」するということですね。
事象を起こす行動をする。というしかし、このリアルな行動にはリスクも生じる可能性はあります。

ライヴチケット売るにはライヴを開催しなければいけない。
グッツを売るにはグッツを制作しなければいけない。
CDのパッケージを制作するにしても、写真集を制作するにしても
そうです。費用がかかってきてしまいますよね。

この費用がかかってしまうということが「行動の妨げ」になるのです。
決してライヴ開催はワンマンをしなさい。と言っている訳ではありません。
チケットを売る状況を作り出せばいいのです。ライヴハウスの対バンなどそうですね。
ワンマンであれば10人の会場でもいいのです。自身が出来る範囲で開催すればいいのです。

グッツなども最初に大量に生産することはないのです。受注生産でいいのです。
生産量が少なくて単価が上がる可能性はありますが商品に見合った金額設定をすればいいのです。
CDのパッケージもそうです。写真集も同様です。受注生産でいいのです。

ここで重要なのは「購入者」の数を知ることなのです。
この購入者=有料の数=アーティストに興味を抱いてくれている数値ということになるのです。

この数値を知る、それをさらにあげるために今後どのような音楽活動をしていくのか?
今までの音楽活動を見直すのか?ということができていくのですよね。
その活動は、デジタルに偏るのではなく、リアルと併用して活用するということですね。

私は音楽ビジネスをオンラインで学べる「BizMu(ミュージック・ビジネス・アカデミー)」を主宰しています。
今まで音楽業界で経験した実績やノウハウ、また、これからの時代の音楽活動に必要なスキルなどをお伝えしています。
BizMuでの講座を学ぶことによって音楽活動本来の意味を知り、継続出来る音楽活動をはじめマネタイズの仕組み作りやファン獲得など音楽アーティストに欠かせない活動内容を学ぶ事が出来ます。そして今までの音楽活動がさらに充実のあるものへ変わるものだと考えています。

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