アーティストマネージャーの仕事内容・向いてる人・なる方法をプロが伝授!

こんにちは、BizMuの阿部です。

私は大手レコード会社と音楽プロダクションで15年間マネージャー業を経験し、
有名アーティストのマネジメントをさせていただきました。

その経験から、今回、音楽アーティストのマネージャーという職種である
「アーティストマネージャー」という職種の実態をお話しできればと思います。

この記事は

  • マネージャーとして音楽業界に転職されたい社会人の方
  • アーティストの方で自分のビジネスを拡大されたい方
  • マネージャーとして音楽業界で活躍されたい学生

に向けて、よくあるマネージャー業の勘違いを正し、

正しくマネージャーの認識をしていただくことで

業界で活躍していただく目的で書いていこうと思います。

マネージャーに対して、こんな風に考えていたりする人が多いです。

例えば〜〜

・マネージャーの仕事って何?
・マネージャーって結構きつい仕事だよね。
・マネージャーって使い走り?

そんなイメージをお持ちになったり、よくわからない。

ということが多いのではないでしょうか?

単に、スケジュール管理と思っている人もいるかも知れませんが

それも仕事の一環ですが、実は、そうではないのです。

マネージャーの仕事って実は「仕掛け人」的な立場なのです。

結構、誤解をしている方や「えっ」と思われる方もいるかも知れません。

これからお話をすることで本来のアーティストマネージャーの姿を理解し

理解することによって自身の行動に新しい意味を持つことになるでしょう。

1、アーティストマネージャーの本当の仕事とは?

アーティストマネージャーの仕事と言われると、スケジュール管理、営業、媒体取材依頼、

送迎といったイメージをお持ちではないでしょうか?

それらも仕事の一環ではありますが、これらは何か目的を達成するための手段であって

「目的」ではないのです。

あくまで手段なのです。まずは、これを理解しないといけないですね。

マネージャーの本当の仕事とは、そう「目的」作り、そして「目的を達成」させることが

本来の仕事になります。

アーティストをどのような存在にさせるか?

ポジショニングをどこに設定するか?

その上で市場がどこにあり、どのような手段で認知させていくか?ということを設定する

「仕掛け計画」を練り上げることが本来の仕事になるのです。

2、アーティストマネージャーの仕事の誤解

マネージャーというと「実務的業務」という認識が強いのではないでしょうか?

しかし、実は、実務業務とは別にもう一つ大切な「目的達成責任」というものがあるのです。

マネージャーは単に売り上げを伸ばせは良いというわけではなく

アーティストをビジネスという商材に置き換えていくわけですので、その商材をより高価な

ものに作り上げながらビジネスを整合していかなくてはいけないのです。

「目的達成」には、多くの方々の力が必要になってきます。

アーティストマネージャーだからといってアーティストだけをマネジメントし実務業務の

スケジュール管理、営業、媒体交渉など実務をしていればいいわけではないのです。

もちろん、これらもマネージャーとしては大切な業務の一環ですが、

これがマネージャーの仕事の目的だと思ってはいけないのです。

目的を達成するには多くの方々の力が必要になってきます。

その多くの方々の力をいかに得れるかがマネージャーの能力を問われることになります。

マネージャーとは、外部のスタッフの方々をもマネジメントしていくと言うことです。

多くの方々を巻き込むことで目的を達成することが容易になります。

そのために、マネージャーは率先して協力を得れるよう周りをいかにマネジメント

(=コミニケーション)していくことが大切になっていくのです。

3、アーティストマネージャーの基礎仕事内容とは

アーティストマネージャーとは、アーティストに関わる全ての業務を把握しておかなければいけません。

アーティストに関わってくることとは、レーベル業務、ライヴ興行、ファンクラブ運営、

グッツ制作など今でいうとSNSの運営進行なども理解しないといけないですね。

ですので、各ポシション業務を把握することが必要になります。

これらを理解していくことによってスケジュール管理が出来、営業、媒体交渉などの実務業務として入ってくるわけです。

やみくもにスケジュール管理だけしているという受け身の業務ではないのです。

まずは、音楽アーティストですので音楽レーベル業務の知識が最低わからないといけません。

レーベルの中では制作、宣伝、販促、と大きく3つのセクションの業務がありますので

内容の把握です。

—音楽レーベルー

<制作であれば>

  • 作品(音源)の制作進行→納品
  • J写などデザインの撮影・制作進行

<宣伝であれば>

  • 宣伝スケジュールの進行
  • 各媒体取材進行

<販促であれば>

  • 卸しへの受注時期の把握
  • キャンペーンなどの開催時期など

—ライヴ興行—

  • 会場設定・会場予約のタイミング
  • 券売時期予測
  • チケット券売宣伝の把握
  • プロモーター設定

—ファンクラブ運営ー

  • 各運営会社比較
  • 開設日程進行把握

—グッズー

  • デザイン進行
  • 生産行程

などこれら各業務の内容を把握することです。

そのことによって能動的なマネジメントを行うことが出来るのです。

その上で、もうひとつの業務「目的達成責任」というものを把握することです。

自身で、発掘したアーティストであれば「目的=目標」を「設定」することになり、既存のアーティストにマネージャーとして任されたのであれば「目的を把握することです」

この「目的」の理解なくてはマネージャーはただのボーヤと言われる使い走りになってしまうのです。

4、アーティストマネージャーの仕事で必要なスキルとは?

アーティストマネージャーに必要なスキル(資格)というのは特にはありませんが最低限、

運転免許はあったほうがいいですね。特に新米マネージャーとしての場合は、

そのほかとしては私が必要だと思うものは

情報収集の習慣化
パワーポイント・エクセルの使用経験(企画書作成レベル、収支計算)
清潔感
笑顔
元気

新米マネージャーはこの先に色々と現場で学んでいくことが多くなりますので

最初のスキル=持ち合わせてもらいたいもの。と言ってもいいでしょうかね。

アーティストマネージャー、マネジメントとは全て「人」が関わってきます。

アーティストは商品ではありますが「人」です。

そして、協力を得る方々も「人」になります。

そして、そのアーティストを支援してくれる方も「人」になります。

アーティストマネージャー、マネジメントとは

「人×人×人」というビジネスになりますので

「人に好かれる」ということが大切です。

しかし、人にただ好かれるキャラクターであればいいんかというとそうではありません。

しっかりと対人関係を気づけることが重要です。

その上で

・信頼感:一生懸命にやることが信頼関係を気づける。
・責任感:あきらめないこと。まだ、まだと出口を探す思い。
・コミニケーション力:話し上手ということではなく、まずは相手の話を聞く姿勢
・元気:前向きな姿勢
・笑顔:明るい環境での仕事は前向きになる。

このような資質があれば十分この業界やっていけるのではないかと思います。

そして、レベルを上げた資質になると

頭のなかにどれくらいの引き出し(情報や経験)があるか?

そして、時と場合にその引き出しを開けることができるか?ということです。

これは、現場をいくつも経験して出来上がってくるものかも知れませんが、

情報の蓄積能力も重要な要素になってきますね。

5、アーティストマネージャーに向いている人とは?

正当的な言葉だと「音楽が好きな人」となるのかも知れませんが

これも大切な要素の一つだと思います。

しかし、少し視点を変えて向いている人という定義をしてみると結構面白い思考の方も

入るのではないかと思います。

ー変化球的属人性ー

  • 無形を有形にしてビジネスをしたい方(発想を形にしていくことが好き。)
  • 時代を創出したい方(ムーブメントを起こす)
  • ビックマネーを目指す方。(目的が明確)
  • 世界平和を目指す方(LOVE&PEACE)

ー正当派的な属人性ー

  • 音楽好きという方
  • 人が好きという方
  • 人に喜びを与えたいという方
  • コミニケーション能力の高い方

このような方々がマネージャー業務を楽しんで行っていけるのではないかとおもいます。

人に楽しみ・笑顔を与える仕事ですのでスタッフも楽しんで携わっていかないと

相手には伝わらないものが音楽・エンタテイメントのマネジメントという業務になります。

とは言っても毎日楽しいことばかりではありません。

苦労するからこそ、喜びが大きいのです。

「La joie venait toujours après la peine. 〜喜びは、いつも苦しみのあとに〜」
(ギヨーム・アポリネール)

6、アーティストマネージャーなるには?

アーティストマネージャーになるには、音楽系のプロダクション・事務所の面接を受けるというのが一般的ではあります。

レーベルがプロダクション・事務所を兼務している場合もありますが

しかし、どんなプロダクションがあるのかなど調べたところで内容はわからないですよね。

まずは、自身がどんなアーティストのマネージャーになりたいのか?ということを明確にしなくてはいけません。

単にファンだからということでは逆にファンであった人はプロダクションや事務所から敬遠されやすいです。

まず、自身の方向性を決めそしてイメージしたアーティストのプロダクション・事務所のホームページを見てみましょう。

プロダクション・事務所にはそれぞれイメージがあります。

そのプロダクション・事務所の得意としているアーティストが集まっていますので

まずは、その辺りを調べアプローチをしてみましょう。

うまく募集していれば可能性が高いです。

しかし、高学歴な掲載が多い場合があります。

その場合、書類審査で落ちてしまう可能性が高くなります。

募集の優先位として

  • 高学歴
  • 専門学校
  • 一般

という流れになっています。ではどうしたらいいのか?

それは、音楽関係者の知人を探すことです。

その方からの紹介を得ることが出来れば可能性が高くなります。

小さな糸口を探し、そして実行していく。

これはまさにマネジャーのスキルになります。

 

私は音楽ビジネスをオンラインで学べる「BizMu」という

オンラインサロンを主催していますので、そちらに参加いただくと、音楽関係者との繋がりが持てる上に

マネージャー業を学ぶことができます。

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大手レコード会社avexにてレーベルプロモーション及びマネジメントプロダクションの二足のわらじを15年経験。初代trfのマネージャーを経て浜崎あゆみを筆頭にEvery Little Thing ・hitomi ・初代J Soul Brothers・大塚愛など多くの一流アーティストをマネジメント。マネジメント業務以外として夏の一大音楽フェス「a+nation」をプロデュース。音楽業界の固定概念を覆すため、音楽アーティスト・プロダクション・マネージャーに向けてBizMuミュージックビジネスアカデミーを主宰。

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